錬金術は、現在の化学や物理学、芸術、記号論、心理学、冶金、医学、占星術、神秘思想、宗教につながる要素を含んだ、科学以前の実践です。錬金術師たちが伝統的に目指したものには、いわゆる賢者の石によって鉛を金に変える方法、あらゆる病を治す万能薬、そして不死の魔法の霊薬を見つけることがありました。錬金術は、現代化学の直接の前身とみなされています。
象徴的な錬金術は、フリーメイソンの「旅」に関わる儀式の一部として語られることもあります。そこでは禁欲や修養が、入門者に伝えられる知識、すなわちグノーシスへ至る道を象徴します。「錬金術」という語は、アラビア語の al-kīmiyā’(الكيمياء または الخيمياء)に由来するという説があります。これは定冠詞 al- と、混ぜる・溶かし合わせるという意味に結びつくギリシャ語 chymeia から成るとされます。別の説では、khemeia をエジプトの古名 Kham と結びつけ、聖書のハムと関連づけることもあります。またギリシャ語 khumos(植物の汁)を、果実から液体を取り出す技法と関連づける説もあります。
初出(ポーランド語原文):2009年2月25日。 編集部と協力する占星術師・エソテリック分野の専門家が執筆し、HOROSCOP.SPACE向けに編集・翻訳しました。© 無断転載を禁じます。
